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酔いどれ音楽&読書日記―一人の愛好家の独白
ブログ紹介
関東・関西やヨーロッパを中心としたクラッシック音楽の演奏会評をメインに記します。また、ノンフィクションを中心に、読書の備忘録を記します。

2009年夏・2010年夏・2011年冬・2016年春に、音楽鑑賞を主目的として、長期間ヨーロッパを放浪しました。その途上での旅行記も、すべてアップしております。バックパック旅行等を考えておられる方もご参照ください。

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タイトル 日 時
アンドラーシュ・シフ ピアノリサイタル 3/22
アンドラーシュ・シフは、間違いなく現代最高のピアニストである。とりわけ、バロックと古典派、そしてシューベルトにかんしては、右に出るものは誰一人としていない。テクニックもニュアンスも、全てにおいて次元が違う。圧倒的である。シフのシフたる所以を、骨の髄まで味わい尽くすリサイタルだった。ピアニズムの神がオペラシティに舞い降りた。 ...続きを見る

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2017/03/21 22:51
エリアフ・インバル指揮 五嶋龍(Vn) ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 3/19
やっぱりインバルのマーラーはすごい!昨日に引き続き大感激。『巨人』は名演至難楽曲だが、インバルは完璧にこの交響曲を自分のものとして手中に収めきっている。そして、五嶋龍のメンデルスゾーンがこれまた面白い。とことん丁寧に弾きこまれ、すこぶる個性的な演奏。インバルの質実な伴奏も冴え渡る。完成度が高い名演だ。 ...続きを見る

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2017/03/19 19:32
尾高忠明指揮 宮田大(Vc) 大阪フィルハーモニー交響楽団 3/18
尾高忠明と大フィルによる渾身の超名演に、大感激してしまった。このオケを聴くのは何年ぶりだろう。こんなに「鳴り」のいいオーケストラだっただろうか。金管の一部に不安定さがあったとはとは言え、一体化したドライヴ感が痛快なまでに冴え渡り、この大名曲の、圧倒的な大名演を成し遂げた。「英雄」の冒頭から、その豊かき音圧に涙が溢れてきてしまった。 ...続きを見る

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2017/03/18 19:57
【雑記帳】疑惑の現場を歩く 〜 大阪・豊中 「 瑞穂の国記念小學院」にて 3/17
あまりにも報道が盛り上がってきて、ワイドショーも、ニュース番組も、「籠池劇場」一色である。籠池というオッサンのパーソナリティの「面白さ」に依る部分が大きいとは言え、今回の事案は、2つの大きな構造的問題を明らかにした。1つは、「長期政権下で膨張・腐敗しきった権力の(虚像的な)実像」であり、もう1つが、「私学という運営形態を隠れ蓑とした、恐るべき思想教育・人格陶冶の実態」だ。これらは、厳密に言えば別個の問題である。後者に関して言えば、まず現代ドイツなどではありえない。ナチズムを匂わせた瞬間、大きな力... ...続きを見る

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2017/03/17 20:31
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮 NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団 3/15
昨日のエリシュカとは全く正反対の、新世代の驚異的な才能と遭遇し、大いに衝撃を受けた。以前からウルバンスキの名前はちょくちょく見かけていたが、こんな名門オケの日本ツアーを振るような指揮者であるとは知らなかった。そして、今日の演奏を聴いて、「こりゃあすごい才能やわ」と恐れ入った次第である。ピアノのアリス・紗良・オットも素晴らしかった。大阪、フェスティバルホールにて。平日晩、本日も大入りである。このコンビの今回のツアーの千秋楽。 ...続きを見る

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2017/03/15 22:48
ラドミル・エリシュカ指揮 札幌交響楽団 3/14
いやぁ、立派なブラームスだった。素晴らしい。名匠エリシュカと、相性抜群の札響の東京公演。チェコの音楽ではなく、純独墺の、超ド名曲プログラムだ。普段だったら「ナメとんか」とスルーする曲目ラインナップだが、このコンビでなら聴いてみたくて、東京芸術劇場に足を運んだ。平日晩にもかかわらずほぼ満席。人気を物語る。 ...続きを見る

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2017/03/14 22:03
エリアフ・インバル指揮 ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 3/13
インバルのマーラーということで、大いに期待してすみだトリフォニーホールにでかけ、収穫はまずまずといったところ。ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団とは、旧ベルリン交響楽団とのこと。テクニカルな面ではそれほど際立っている印象は受けなかったが、日本のオケにはない和声感があり、音もなかなかヒューマンで、特に弦がふくよかに鳴るのが気持ち良い。 ...続きを見る

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2017/03/13 22:14
アンドレア・バッティストーニ指揮 松田華音(pf) 東京フィルハーモニー交響楽団 3/12
巷で大人気のバッティストーニの真価を確かめるべく、オーチャードホールに突撃。正直、バッティストーニブームは、CDレーベルや音楽事務所発の「官製相場」ではないかと訝しがっていたが、大いなる誤解だった。恐るべき才能である。かの宇野功芳氏も晩年褒めそやしていた指揮者だが、その絶賛評も納得。素晴らしく情感豊かで、本能に迫る演奏をする。『悲愴』を聴き感涙した。 ...続きを見る

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2017/03/12 17:42
ダニエーレ・ルスティオーニ指揮 東京都交響楽団 2/26
非常に複雑な余韻のコンサートである。結果的には満足だったのであるが、演奏にはかなり不満足であったのである。前半のデュカスとレスピーギは面白かったが、ベルリオーズは驚くほど雑な演奏で、怒りが湧いてきたのである。が、指揮者もオケも必死であり、私の周囲の客もノリノリであり、それにごまかされ(?)、「これもありか」という気分になってきて、気持ちよく拍手をしてしまったのである。あぁ、私はなんと怠惰な聴衆なのだろう! ...続きを見る

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2017/02/26 17:20
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団 2/23
期待しすぎたからか、大いに肩透かしをくらい、がっかりした。まったく感動できなかった。パーヴォ・ヤルヴィはこんなにテンションの低い演奏をする指揮者だっただろうか。N響の弦楽セクションはこんなに非力だっただろうか。唯一の救いは、管楽セクション(特に金管)が大好調だったこと。一階ど真ん中の良席を確保し、平日のマチネーに喜び勇んでみなとみらいホールまで足を運び、損した気分だ。なお、舞台上にマイクが林立していたので、そのうちCD化されるのかもしれない。 ...続きを見る

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2017/02/23 17:36
【雑記帳】『冬の旅』その後 〜 「私」とは何かを考え続けている
先日『冬の旅』を聴いてから、現代社会への強烈な違和感が、まさに「カラス」のように、頭の中でクルクル飛び回っている。『冬の旅』で若者が死ぬ気で悩み抜いた「生きにくさ」や「むなしさ」が、いまの日本ではあまりにも意図的に隠蔽されきっている気がするのだ。社会が欺瞞で溢れかえっている気がするのだ。「見たくないものは見ない」、「知りたくないものは知らない」、「考えたくないものは考えない」、これが隅々まで徹底されている。ハイデガーがdas Man(世人)と呼んだものは何かが、少し見えてきた気がする。 ...続きを見る

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2017/02/17 20:58
マーク・パドモア(T) ディル・フェルナー(Pf) 『冬の旅』 2/14
最近絶賛評を連発しまくっているが、きょうの『冬の旅』を聴いていて、魂が凍りつきそうになった。現代を生きる我々に、グサグサと音を立てて突き刺さってくるような、残酷極まりない音楽ではないか。心をかきむしられるような苦しさを感じ、よろめきながら会場をあとにした。 ...続きを見る

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2017/02/14 22:34
【テレビ番組の感想】 『報道ステーション』 2/13
いつものように『報道ステーション』をみていたら、双日総合研究所という「シンクタンク」の、イニシャルY.T.というチーフ・エコノミストが滔々と発言していた。聞いていてどんどん不快になってきて、書かずにはいられなくなった。この程度の人が報道の看板番組でコメンテーターとして通用してしまうところに、この国の情けなさが凝縮されている。 ...続きを見る

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2017/02/14 03:52
【CD評】ギドン・クレーメル(Vn) バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータ
【CD評】ギドン・クレーメル(Vn) バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータ チョン・キョンファのリサイタルが転機となって、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータが、自分の人生への贈り物のような音楽になってきた。毎日聴きあさっている。ちょっと前までは、抹香臭い音楽だと感じて、やや遠ざけていた。何という変節だろう。この変わり身の早さが自分でもイヤになる。ただ、それだけチョン・キョンファからのサジェスチョンが大きかったということにもなる。感謝を尽くさねばならない。 ...続きを見る

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2017/02/13 11:46
シルヴァン・カンブルラン指揮 シモーネ・ラムスマ(Vn)読売日本交響楽団 2/5
おそるべき音楽シーンにきょうも居合わせてしまった。コンサートの度に衝撃を受け続けている自分は感性のハードルが低すぎるのだろうか、いや、やはりきょうの爆演はあまりに衝撃的だ。自分が知っているチャイコフスキーとは全く別物だ。あまりに個性的な音楽づくりに、終始仰け反りっぱなしだった。 ...続きを見る

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2017/02/05 17:16
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮 レイ・チェン(Vn) 新日本フィルハーモニー交響楽団 2/4
土曜の午後からこんな超名演が聴けるのだから、幸せである。ポピュラーな名曲2曲が並んだプログラムだが、とりわけチャイコフスキーは信じられない熱量の大名演で、魂が震えた。チャイコフスキーの絶望が肉薄してくる。厭世観がむせ返る。聴いているだけで苦しくて仕方がなくなる。超絶的な熱演だった。新日本フィルも上手い。 ...続きを見る

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2017/02/04 17:41
チョン・キョンファ ヴァイオリン・リサイタル 1/28
チョン・キョンファ ヴァイオリン・リサイタル  1/28 チョン・キョンファのリサイタル、しかも曲目は、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタと無伴奏ヴァイオリン・パルティータ全曲という、重量感たっぷりのものだ。ただ、個人的にはこのバッハの無伴奏がいささか苦手だ。CDで聴いていても、あんまり面白く感じない。チョン・キョンファなら、2時間ぶっ通しで「聴かせる」演奏をしてくれるのではと、期待を胸にサントリーホールに向かう。 ...続きを見る

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2017/01/28 23:18
ピエタリ・インキネン指揮 日本フィルハーモニー交響楽団 1/21
すばらしいブルックナーを聴いた。こんなにクリアな響きで「うるさくない」ブルックナーは珍しく、その意味ではすこぶる個性的なのだが、「ブルックナーの音楽を満喫した」という充実感はすごい。ど迫力の、大伽藍のような構造物を期待して聴くと肩透かしを食らうかもしれないが、これはこれで、完成され、熟成されきった大名演だ。 ...続きを見る

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2017/01/21 17:27
チョ・ソンジン ピアノ・リサイタル 1/17
チョ・ソンジン ピアノ・リサイタル  1/17 恐ろしい才能に息を呑み、戦慄した。ことし一発目のコンサートは、一昨年のショパン・コンクールの覇者、チョ・ソンジンのリサイタル。これが、あまりにも素早しいコンサートだった。彼のショパンは超一級の神品だ。溢れんばかりの才能を感じ、慄然とし、感極まった。22歳の若き可能性に、恐怖感すら覚えた。なお、平日にもかかわらずサントリーホールはほぼ満席。韓国の方も多かった。 ...続きを見る

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2017/01/17 22:49
【CD評】ジョルジュ・プレートル指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団 ブラームス 交響曲第1番 ほか
【CD評】ジョルジュ・プレートル指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団 ブラームス 交響曲第1番 ほか ジョルジュ・プレートルが亡くなった。92歳だったそうだ。息長く活躍した指揮者だった。世評高い、マリア・カラスとの『カルメン』や『トスカ』は半世紀前の録音だ。直近ではウィーンのニューイヤーコンサートを振ったり、すっかり巨匠の仲間入りを果たした感があった。自分も一度VPOとの来日公演で実演に触れられたのは幸いだった。そんな折、ヴァイトブリック・レーベルから、プレートルのCDが3枚リリースされた。発売は随分前からアナウンスされていたが、結果として追悼盤になった。3枚とも購入して聴いてみた。このレーベル... ...続きを見る

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2017/01/15 16:04
【CD評】エド・デ・ワールト指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウヘボウ管弦楽団 フランク 交響曲ニ短調
【CD評】エド・デ・ワールト指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウヘボウ管弦楽団 フランク 交響曲ニ短調 このところクラシックの新譜CDは、あまりに不作でつまらなすぎる。レーベルの企画力が弱すぎる。業界が不況だという事情は分かるにせよ、特にオーケストラ分野の新譜の弱さは、なんとかならないのか。少しでも渇きを癒したいと、先日ノット/東響のブルックナーの8番を購入。ところが、あまりにも薄い響きに心底がっかりしてしまった。心に引っかかる部分が何一つなかった。「分厚い響のオケが聴きたいなぁ」と反動が生じ、普段はあまり購入しない「復刻モノ」に手を伸ばした。デ・ワールトとコンセルトヘボウ管によるフランクの交響曲... ...続きを見る

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2017/01/13 11:54
【本の感想】『「自分」の壁』(養老孟司著/新潮新書)
「この人の本を読むのが楽しみでしょうがない」という著者が、いま3人いる。一人は内田樹氏、もう一人が藻谷浩介氏、そして養老孟司氏だ。考え方や論調は三者三様だが、はっきりしているのは、3人とも「自分のことば」で、社会を、日本を鋭く射抜き、語っている点だ。決して浮遊した言葉ではなく、あくまで自らの頭、身体から紡がれる言葉で。そして、暮らしの延長にある言葉で。本を読み進めると、思いもよらぬ方向から矢が飛んでくる。これに勝る知的エンターテインメントはない。我が身を振り返り、「自分はどうか」と立ち止まる。 ... ...続きを見る

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2017/01/12 11:58
【本の感想】『属国民主主義論』(内田樹・白井聡著/東洋経済新報社)
「思想的な色眼鏡で社会を見ることはやめよう」と日々心がけてはいるのだが、とは言え、現在の“リベラル”の言論の弱さには、心の底からため息が出る。“保守”を自認する人たちの言説は、盲目的なまでの自己肯定と徹底的な排他に満ちていて、ちょっと目も当てられない。そこに論はない。ところが、民主党政権時代に「わが世の春」を謳歌したリベラルは、安倍政権の誕生という究極的な挫折を経て、完全に自信喪失に陥り、機能不全に陥ってしまった。 ...続きを見る

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2017/01/03 21:51
【本の感想】『電通とリクルート』(山本直人著/新潮新書)
備忘録として、日ごろの読書の「感想」を書いていくことにしたい。「書評」を書けるほどの読解力も見識もないので、あくまで「感想」。いいコンサートを聴き終わった後の感覚的興奮と同じく、いい本を読んだ後の知的興奮はたまらない。そんな出会いを求めて本を読み続けているわけだが、いかんせん、「読みっぱなし」では記憶も薄れる。本の内容を自らの血肉とするために、考えたこと、感じたことを書き記したい。 ...続きを見る

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2017/01/03 13:44
【CD評】ワレリー・ゲルギエフ指揮 マリインスキー劇場管 チャイコフスキー 交響曲第4番 ほか
【CD評】ワレリー・ゲルギエフ指揮 マリインスキー劇場管 チャイコフスキー 交響曲第4番 ほか 気まぐれでCD評を。先日の日ロ狂騒曲に影響されてか、最近無性にチャイコフスキーが聴きたくなる。特に交響曲の4番が聴きたくなる。こんなに土臭いのに、どこか洗練されていて、むき出しで感覚に迫ってくる音楽は他にない。特に第1楽章が最高だ。雪道をひたひたと歩くような第2楽章も心に迫る。4番には、5番のような人工臭もないし、6番のようなネクラな感じもない。最近、そんな4番の新譜が出たというので、手に取ってみた。ゲルギエフとマリインスキー劇場管による、メイド・イン・ロシアのCDだ。 ...続きを見る

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2016/12/25 16:01
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 NHK交響楽団 『第9』 12/24
今年のコンサート納めで、ブロムシュテット/N響の第九。あまりの名演に心が震え、恥ずかしながら、涙腺が崩壊しっぱなしだった。N響の第九はこれまで何度もきいてきたが、今日の演奏が断トツベスト。何度となく聴いてきたブロムシュテットの実演の中でも、今日の第九がベストかもしれない。神ってるとしか言いようがなかった。至高のベートーヴェンだった。 ...続きを見る

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2016/12/24 20:08
シャルル・デュトワ指揮 NHK交響楽団 『カルメン』 12/11
これまたいいコンサートに巡り合った。デュトワ/N響の『カルメン』。このコンビの信頼関係が如実に現れた好演で、幕を経るごとに音楽が目に見えて良くなっていった。惜しむべくは、主役カルメン(ケイト・アルドリッチ)の非力だ。むしろ、エスカミーリョ(イルデブラント・ダルカンジェロ)とミカエラ(シルヴィア・シュヴァルツ)の奮闘が印象的。 ...続きを見る

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2016/12/12 02:06
イーヴォ・ポゴレリチ ピアノ・リサイタル 12/10
これが噂のポゴレリチか…。一度は実演に接したいと思い続けてきた、怪僧ポゴレリチ。ついに目の前に現れた。天才か、ゲテモノか。怖いもの見たさで蓋を開けてみると…うーむ、世評通り超個性的。良くも悪くも彼の世界に引きずりこまれた。しかし何より、疲れ果てた。 ...続きを見る

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2016/12/11 11:56
ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団 『コジ・ファン・トゥッテ』 12/9
ノットの指揮するコンサート形式での『コジ・ファン・トゥッテ』は、まさにコンサート形式ならではの上質な舞台だった。モーツァルトの音楽に酔いしれた。さながら、芝居小屋で白熱した演劇を見ているような幸福な時間でもあった。 ...続きを見る

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2016/12/10 13:42
マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団 11/23
勘弁してくれ。ヤンソンスとBRSOのマーラーの9番は、卒倒するほどの名演だった。昨日のパリ管の凄絶な5番の余韻も醒めやらぬというのに…。明日から仕事に復帰だが、感動しすぎて、働く気力を完全に失った。言葉が見つからない。ホールを覆うマーラーの深い響き…こんなに豊かで満ち足りた時間は、ほかにちょっと見当がつかない。 ...続きを見る

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2016/11/23 17:42
ダニエル・ハーディング指揮 パリ管弦楽団 11/22
あまりにもすばらしいパフォーマンスにぶっ飛ばされた。大阪、晩秋のマーラーシリーズ第2弾。先日のSFSOの不満が消え去る特大ホームラン。ハーディングとパリ管のコンビがこんなマーラーを聴かせてくれるとは!!そしてこれまた、前プロのジョシュア・ベルとのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が、コンチェルトの醍醐味が凝縮され、刺激的で圧巻、エネルギッシュな快演そのもの。やってくれるではないか!! ...続きを見る

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2016/11/23 00:25
マイケル・ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコ交響楽団 11/20
連休が取れたので、古巣関西に戻りマーラー三昧。きょうはその一発目、大阪にてマイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団による『巨人』だ。MTTとSFSOコンビのマーラーは評判がいいし、何より今をときめくユジャ・ワンをソリストに迎えてのショパン(しかも2番)が前プロというのも魅力的。楽しみにしていたのだが…(以下辛口コメントなので、読みたくない人は読まないでください)。 ...続きを見る

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2016/11/20 20:02
シモーネ・ヤング指揮 東京交響楽団 11/5
「晩秋にはブラームスとドヴォルザークがよく似合う」。楽団のチラシの触れ込みは気が利いていたが、皮肉なことに、演奏そのものは、このキャッチコピーの対極にあった。バッキバキに硬直した、炎天下のブラームス。聴き手は極度の緊張を強いられ、終演直後は途方もない疲労感に襲われる。そして小一時間も経てば、音の「響き」自体の印象が、完全に消え去ってしまった。 ...続きを見る

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2016/11/06 13:36
ヴァレリー・アファナシエフ ピアノ・リサイタル 10/22
久々の更新。先日のヨーロッパ放浪記にコメントを寄せてくださったみなさん、ありがとうございました。継続が苦手な性分で、コンサートに行っても、なかなか感想をアップするまでは気が進まないのだが、初めて実演を聴いたアファナシエフのリサイタルは、なぜか、無性に感想が書きたくなる、そんな“魔力”を秘めていた。土曜の14時〜という休日の昼下がり。紀尾井ホールにて。 ...続きを見る

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2016/10/23 11:43
【in バーデンバーデン復活祭音楽祭】 ラトル指揮 ベルリンフィル 『トリスタンとイゾルデ』
【in バーデンバーデン復活祭音楽祭】 ラトル指揮 ベルリンフィル 『トリスタンとイゾルデ』 初めて訪れる、バーデンバーデン。お目当ては、復活祭音楽祭である。ラトルの指揮するベルリン・フィルがピットに入っての『トリスタンとイゾルデ』。それはもう、言葉にならないくらいめちゃくちゃ期待していたのだが、結論から言うと、何とも不思議な『トリスタン』を聴いた(聴かされた)気分。というか、『トリスタン』を聴いた気があまりしない・・・。一方、超高機能集団ベルリン・フィルの恐ろしさを徹底的に見せつけられたことも事実。 ...続きを見る

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2016/04/09 10:57
【in ザルツブルク復活祭音楽祭】 ドレスデン国立歌劇場 ティーレマン指揮 『オテロ』
【in ザルツブルク復活祭音楽祭】 ドレスデン国立歌劇場 ティーレマン指揮 『オテロ』 「ティーレマンのヴェルディ?」と、若干ピンと来ていなかった自分の不明を恥じた。凄絶きわまりない『オテロ』だ。オペラ公演の最高峰と言えるような、ものすごい場面に居合わせることができた。歌手も超一流だが、ピットに入ったシュターツカペレ・ドレスデンが、これまたすごい。超ド級の、ものすごい熱量の音楽だ。気軽に触ったらやけどをする。BPOの後を継いでのザルツブルク復活祭音楽祭のホストとしての役割を、十分すぎるほど立派に務めている。 ...続きを見る

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2016/04/09 10:55
【in ケルン】 ケルン歌劇場 ロト指揮 『ドン・ジョヴァンニ』
【in ケルン】 ケルン歌劇場 ロト指揮 『ドン・ジョヴァンニ』 『ローエングリン』『パルジファル』と続いて、『ドン・ジョヴァンニ』となると、どこか「ホッ」とした気分になる。この日の公演は、心底楽しみにしていたものだ。最大の注目は、指揮のグザヴィエ・ロト。最近、日本への客演でも名を挙げている人だが、古楽器でドビュッシーやストラヴィンスキーを自在に解釈し、かと思えば、手兵のSWR響とはR・シュトラウスの管弦楽曲全集と、定番レパートリーも押さる。正直、個人的にはCDでの印象はそれほど強くないのだが、どんなモーツァルト(しかも『ドン・ジョヴァンニ』)を振るのだろうと... ...続きを見る

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2016/04/09 10:54
【in ベルリン】ベルリン国立歌劇場 バレンボイム指揮 『パルジファル』
【in ベルリン】ベルリン国立歌劇場 バレンボイム指揮 『パルジファル』 明後日3/27(日)は、キリスト教の復活祭。きょうは、その2日前、いわゆる「聖金曜日」だ。ということで、演目は『パルジファル』。いまやすっかり巨匠ワーグナー指揮者としての名声を獲得した、バレンボイムとSKBによる上演。歌手も超一流、しかも、聖金曜日。「これ以上何を望もうか」・・・と言いたくいなるところだが、個人的に、この作品は「鬼門」である。5年前、ハンブルク歌劇場でS・ヤングの指揮で鑑賞した際、開演直後に撃沈。朦朧としながら5時間近く耐え、正直、「何という苦行なんだ」と音を上げそうになった。今... ...続きを見る

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2016/04/09 10:51
【in ミュンヘン】バイエルン国立歌劇場 ケーニヒス指揮 『ローエングリン』
【in ミュンヘン】バイエルン国立歌劇場 ケーニヒス指揮 『ローエングリン』 「いやぁ、これだからオペラ放浪の旅はやめられないんだよなぁ」と心の底からつぶやきたくなる、素晴らしい公演だった。心が震える大感動。バイエルン国立歌劇場の『ローエングリン』。実は、5年前にこのオペラハウスで全く同じ演目をみたのだが、ついまた来てしまった。彼らのお家芸中のお家芸。それでも、まったく妥協するところがない。徹頭徹尾、真剣勝負。息つく間もない3時間半。「参りました」の一言。「来て良かった」と、しみじみ一息。 ...続きを見る

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2016/04/09 10:49
【in エッセン】エッセン歌劇場 ネトピル指揮 『エレクトラ』
【in エッセン】エッセン歌劇場 ネトピル指揮 『エレクトラ』 およそ5年ぶりのヨーロッパだ。以前、好き勝手に放浪三昧をしていたのは、大学生のころ。時間が有り余っており、夏場に1〜2カ月訪れては、ロンドンからローマまで好き勝手に動き回りながら、一流の演奏に触れ続けることができた。いま思えば本当に大きな財産だ。就職すると、めっきり時間もなくなった。東京に住み、それなりにコンサート通いもつづけたが、やはり日本のチケットは高い。悶々とし続けること5年・・・。1週間単位の連休を確保できたことを好機と、久々の音楽放浪を決めた。 ...続きを見る

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2016/04/09 10:44
びわ湖ホール プロデュースオペラ 沼尻竜典指揮 『アイーダ』 3/5
びわ湖ホール プロデュースオペラ 沼尻竜典指揮 『アイーダ』 3/5 恒例のびわ湖ホールでのオペラ・シリーズ。今回は『アイーダ』だ。前回の『トリスタンとイゾルデ』に引き続いての演目。毎回、ドイツ系の演目とイタリア系の演目、定番作品と近現代作品といった形で、上手くプログラムが組まれている。 ...続きを見る

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2011/03/05 22:11
ラン・ラン ピアノ・リサイタル 2/19
ラン・ラン ピアノ・リサイタル 2/19 一昨日から3日連続コンサートに足を運んでいる。今日は、ラン・ランのピアノ・リサイタル。気づけば、ラン・ランの実演を聴くのも3度目。これまで聴いた2回の演奏会は、いずれもウィーン・フィルとの共演だったため、リサイタルという形で聴くのは初めてだ。 ...続きを見る

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2011/02/19 21:33
アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル 2/18
アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル 2/18 アンドラーシュ・シフが、いずみホールに登場。個人的に、シフは、現役ピアニストの中で、一番贔屓にしている演奏家。何より、音楽に清潔感が溢れている。このピアニストのバッハやモーツァルト、シューマンを日頃愛聴しているが、今日はオール・ベートーヴェン。しかも後期3大ソナタを休憩なしで弾くという重量級プログラムだ。 ...続きを見る

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2011/02/18 21:50
大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 2/17
大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 2/17 大植音楽監督の指揮する大フィル定期。毎年、2月の定演は、東京公演とセットで行われることもあって、大植監督自身が、渾身の大曲プログラムを指揮する。今回も、交響曲2曲の大曲プログラム。 ...続きを見る

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2011/02/18 00:05
フェドセーエフ指揮 兵庫県立芸術文化センター管弦楽団 2/6
フェドセーエフ指揮 兵庫県立芸術文化センター管弦楽団 2/6 昨年1月以来のPAC管定演。フェドセーエフが振るというので楽しみにしていた公演。モーツァルトの40番+『悲愴』という、名曲プログラム。日曜の午後、西宮の兵庫県立芸術文化センターにて。ホールは満員。 ...続きを見る

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2011/02/06 22:15
【in ベルリン】バレンボイム指揮 ブロンフマン(pf) シュターツカペレ・ベルリン演奏会 1/24
【in ベルリン】バレンボイム指揮 ブロンフマン(pf) シュターツカペレ・ベルリン演奏会 1/24 早いもので、真冬のヨーロッパ放浪もついに最終日。オペラ鑑賞は昨日で終了し、最終日は、バレンボイム/SKBの演奏会を聴く。個人的に、バレンボイムは、いまだ実演を聴いたことがない大物音楽家の筆頭格。運よく、ベルリンでSKBの定期があったため、それを聴く。メイン・プロは、バレンボイムお得意の『悲愴』交響曲。 ...続きを見る

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2011/01/31 13:26
【in ライプツィヒ】 ライプツィヒ歌劇場 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 1/23
【in ライプツィヒ】 ライプツィヒ歌劇場 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 1/23 とうとう、オペラ10連発の最終夜。かつ、ワーグナー第5弾である。演目は、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』。4時間半近い大作だが、この日は心底楽しんだ。コバーの指揮するゲヴァントハウス管も、なかなか冴えていたが、何より、ヴォルフガング・ブレンデルのザックスがものすごく良かった。歌唱から風体から、まさに「ザックスそのもの」である。 ...続きを見る

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2011/01/31 13:00
【in ベルリン】 ベルリン・ドイツ・オペラ ロジスター指揮 『タンホイザー』 1/22
【in ベルリン】 ベルリン・ドイツ・オペラ ロジスター指揮 『タンホイザー』 1/22 オペラ10連発の9日目にして、ワーグナー第4弾は、『タンホイザー』。『タンホイザー』は、昨年9月に、ウィーン国立歌劇場にて、ウェルザー=メストの指揮で聴くことができたので、「今回はもういいかな…」と悩んでいたのだが、結局足を運ぶことにした(というか、不思議とメストの『タンホイザー』は印象に残っていない)。目的は2つ。1つは、ベルリン・ドイツ・オペラの実力を確認すること。そして、もう1つは、領主ヘルマンを歌う(予定だった)、ロベルト・ホルを聴くことで、である。だが、お察しの通り、ホルは降板した…。... ...続きを見る

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2011/01/31 12:49
【in フランクフルト】 フランクフルト歌劇場 K.ペトレンコ指揮 『トスカ』 1/21
【in フランクフルト】 フランクフルト歌劇場 K.ペトレンコ指揮 『トスカ』 1/21 怒濤のオペラ10連発の第8夜。昨年9月に引き続き、再びフランクフルト歌劇場を訪れる。後半戦は、『ローエングリン』、『タンホイザー』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』とヘヴィーな演目が続くので、『トスカ』で一息(失礼!) という塩梅である。なお、この日の目的は、ほぼ1点。次期バイエルン国立歌劇場音楽監督、キリル・ペトレンコの実力調査。結果的に、かなり不満足な具合に終わってしまったのだが…。 ...続きを見る

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2011/01/31 12:42
【in ミュンヘン】 バイエルン国立歌劇場 K.ナガノ指揮 『ローエングリン』 1/20
【in ミュンヘン】 バイエルン国立歌劇場 K.ナガノ指揮 『ローエングリン』 1/20 怒濤のオペラ10連発の第7夜、かつ、ワーグナー第3段は、『ローエングリン』である。ミュンヘンに来るのはもう4〜5回目だが、これまでは、あいにく、滞在日とバイエルン国立歌劇場の公演日が重ならなかった。しかし、今回は幸運にも『ローエングリン』である。なお、ナガノ/バイエルン国立歌劇場は、今秋、この『ローエングリン』を引っ提げた来日を予定している。どうせ、東京公演は高値の華過ぎて手が出ないので、現地でみてしまうことに決めた次第。 ...続きを見る

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2011/01/22 18:23

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