エリアフ・インバル指揮 ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 7/8

久々のコンサートは、エリアフ・インバル指揮のベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の来日公演。たしか一昨年もこのコンビの来日公演を2プログラム聴いたが、なんと、今回の来日公演のプログラムもメインは2年前と同じ。マーラーの1番と5番である。より密月になった両者の阿吽の呼吸を聴いてほしい、という意図なのだろうか。しかも、きょうは前プロの『トリスタンとイゾルデ』の前奏曲と愛の死も前回と同じプログラム。平日晩のトリフォニーホールということもあってか、空席も目立つ。

トリスタンは、一昨年よりさらにテンポが遅くなって20分ほど要する演奏。頂点の爆発力はさすがにインバルであるが、前奏曲の息の長いフレーズは時折さながら止まりそうなほど遅く、時折空中分解しそうなほど。続く『マイスタージンガー』の前奏曲は、一転歯切れよく進む快活な演奏。

お目当はもちろん『巨人』だったわけだが、ディテールを拡大して遊ぶインバル節は健在。とりわけ面白かったのは第3楽章。片田舎のジャズバンドのようなトランペットの旋律がデフォルメされて印象的に響く。第1楽章はコーダの爆発がやはり胸を空くほど豪壮で、第2楽章にアタッカでなだれ込んでからの弦の弾きこみ具合も抜群。終楽章も緩徐的なメロディーはとことん歌い尽くし、そしてコーダは横溢する生の息吹を歌い上げて高らかに終わる。やはり、この突き抜けたエネルギーを聴きたいわけだし、これでこそインバル!

なお、トータルの印象としては、きょうの『巨人』に関しては2年前の方が上回る。オケのアンサンブルはきょうよりも雑な印象だったが、トータルで見た際の熱量、エネルギーに関しては前回の方が上回っていたように思う。そこはインバル御大も齢を加えたということかもしれないし、一方で、自分自身のコンディションの問題かもしれない。

明後日の5番も聴く予定。楽しみ。

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この記事へのコメント

2019年07月17日 15:03
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日仏文化協会 汐留ホール
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