ウィリアム・クリスティ指揮 レザール・フロリサン 『メサイア』 10/14

体育の日の午後、オペラシティにてウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサンの『メサイア』を聴く。このコンビはもとより、クリスティの実演は初めて。何でも16年ぶりの来日とか?『メサイア』の実演はこれまで鈴木雅明指揮のBCJの演奏でしか聴いたことがない。果たして?

古楽にしては、オーケストラは30人規模で、合唱もそれなりに人数が多く、決して小編成ではない。冒頭からびっくり!驚くほどオケの反応が良い!さすが、クリスティが創設して40年となるレザール・フロリサン。細部の細部まで息がピタリと合う。クリスティは舞台上での存在感が圧倒的で、その挙動一つひとつが音楽的に意味を持つ。極めて雄弁な指揮。

こんな雄弁なクリスティの指揮の元で、オケの響きが決して薄っぺらくならないのが素晴らしい。古楽だからと言って、決して貧相にならない。声楽陣も押し並べてハイレベル。合唱は、最近流行の各パートを絞り込むものではなく、透明感こそそんなに感じないが、これまた指揮への食いつきが良く、数も多いだけあって声量十分。

これまで古楽団体は色々聴いてきたが、レザール・フロリサンは他団体以上に指揮者の存在感が強い。言うなれば、声楽陣含めてクリスティの楽器という感じ。比べるならば、例えばBCJの方が良い意味で穏やかで大人しく、音色はより清澄な印象。古楽と一括りに言っても、演奏家ごとに随分個性が異なるから面白い。

これだけのテンションの演奏を2時間超やってのけたのだから大したものである。聴衆も集中力が高く、指揮者には一般参賀あり。納得である。ホール内でサイン会があり、参加したが、想像以上に愛想が良いおじいさんという感じ。昔は泣く子も黙るほど厳しかったと言うが…。

ところで、てっきり今日までクリスティはフランス人だと思っていたが、アメリカ人と知って驚いた。フランス国籍を取得しているらしいが。

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