テーマ:音楽論

【雑記帳】2018年のコンサートを回顧する

せっかくなので、2018年のコンサートを総括しておきたい。足を運んだのは45公演で、真のコンサート愛好家の皆さんほどの回数は聴けていないかもしれないが、「これは!」と思える公演にはいくつかめぐり合えたので良かった。とりわけ印象的だった公演は2つ。順に回顧したい。そして、それに伴って昨年蒐集した印象的なCDの感想も記したい。 まずは…
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【雑記帳】インバルのマーラーを聴いて大発見したこと

昨夜、インバルとベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団によるマーラーが、テレビで放映されていた。実演で聴いたコンサートだ。当夜ホールにあふれた豊麗な弦の響きは、全く追体験できなかった。それは残念。テレビだから仕方ないけれど。そして、前半のワーグナーでは、思わぬ瑕疵ばかりが目立って、白けてしまった。あの日は随分感激したのに、印象が変わってし…
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【CD評】ラファエル・ブレハッチ バッハ・アルバム

この間のシフのリサイタルは素晴らしかったなぁと、つぶやき続けている。どれもが珠玉の演奏だった。何より、そのピアノの音が充満する「空間」が、あまりにも上質で豊かだった。あの夜、大都会の一角の、照明が極限まで落とされた夢幻的なコンサートホールに、星がきらめくような清澄なピアノの音が響いていた。その記憶を、いくらでも味わい尽くしていられる。 …
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【雑記帳】『冬の旅』その後 ~ 「私」とは何かを考え続けている

先日『冬の旅』を聴いてから、現代社会への強烈な違和感が、まさに「カラス」のように、頭の中でクルクル飛び回っている。『冬の旅』で若者が死ぬ気で悩み抜いた「生きにくさ」や「むなしさ」が、いまの日本ではあまりにも意図的に隠蔽されきっている気がするのだ。社会が欺瞞で溢れかえっている気がするのだ。「見たくないものは見ない」、「知りたくないものは知…
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【CD評】ギドン・クレーメル(Vn) バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータ

チョン・キョンファのリサイタルが転機となって、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータが、自分の人生への贈り物のような音楽になってきた。毎日聴きあさっている。ちょっと前までは、抹香臭い音楽だと感じて、やや遠ざけていた。何という変節だろう。この変わり身の早さが自分でもイヤになる。ただ、それだけチョン・キョンファからのサジェスチョンが…
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ジャン=マルク・ルイサダ ピアノリサイタル

 4月末以来、久々のコンサート。いずみホールでの、ジャン=マルク・ルイサダピアノリサイタルである。  ルイサダのファンというわけでもないのだが、プログラムをみてチケット購入を決断。センスが抜群に冴えた、久々の「考え抜かれた」プログラミングだ。 [前半] ・3つのノクターン Op.9 ・2つのノクターン Op.2…
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ペーター・コンヴィチュニー講演会

 ここしばらくはコンサートとご無沙汰だが、昨日はレクチャーを聞きに、久々にびわ湖ホールを訪れた。当初は行くつもりがなかったのだが、縁があって行くことになった。午前の所用を済ませて、急いでびわ湖ホールに向かう。    この日時設定だから、集客を心配したところ、案の定、300席弱の定員に数十人集まった程度だったと思う。チケットも…
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ラン・ランのラフマニノフ――驚愕のピアニズム(+先日いただいたコメントへの返答)

 昨晩のN響アワー。人気司会者、池辺晋一郎氏が、今回ををもって番組「卒業」だそう。饒舌トークで視聴者を楽しませてきただけに、残念な感がある。  新司会者の西村朗氏も、重責に戦々恐々、といったところだろう。池辺氏の前は、岩城弘之氏が司会だったが、岩城氏も、これまたユーモアのセンス満点な人。話術に長けた司会者の系譜を受け継ぐわけだから…
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『トゥーランドット』公演に思う――びわ湖ホールと大阪センチュリー交響楽団

 昨日もびわ湖ホールでは『トゥーランドット』2日目公演があり、1日目・2日目通して、多くの公演評がウェブ上にアップされている。  以前、大植英次のマーラーにおいても痛感したことだが、本当に感性というものは人それぞれだ。演奏面、演出面両面において、多様な意見が飛び交っている。  こういう状況は、非常に好ましい。まさに、芸術というの…
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コープマン/アムステルダム・バロック管弦楽団大阪公演

  3月7日、ザ・シンフォニーホールにおけるコープマンの演奏会に足を運んできた。プログラムは、J・S・バッハの管弦楽組曲全曲、である。   コープマンは確か昨年末も来日し、いずみホールでチェンバロリサイタルを開催していた。そのコンサートにも若干興味があったのだが、「どうせならまたいつか手兵と来日する際に聴きにいこう」と…
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N響客演指揮者、プレヴィンとブロムシュテットのリヒャルト・シュトラウス

 N響の首席客演指揮者に、アンドレ・プレヴィンを迎えるそうである。2009年10月から三年契約で。    プレヴィンは1929年生まれなので、今年で80歳。継続的に来てくれるとは嬉しい限りである。前回来日時の映像をみる限り、まだ元気そうだ。そして、演奏そのものはまさに巨匠の風格である。モーツァルトは特にすばらしかった。弾き振りで24…
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ポリーニのリサイタルに考える、「音楽とオカネ」

最近ありがたくない雨天続きである。今日はザ・シンフォニーホールに先日予約したチケットを受け取りに行く予定だったので、雨天はかなわない。と思っていたら、昼過ぎにやんでくれたので、大阪駅から歩いてとりにいった。 チケットセンターに行くと、未定だったポリーニのリサイタルプログラムが決定していた。葬送ソナタを中心にした、オール・…
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「アメリカ産」モーツァルト――ジェームズ・レヴァインの『フィガロ』

 このところ毎日更新である。   自らの日記代わりに、気軽に始めてみたブログなるものであるが、意外と多くの方に閲覧いただいているようで、ド素人音楽評論家(気取り)冥利に尽きるというものである。  以前は更新をさぼり倒していたが、最近少し生活にゆとりを取り戻して、自宅で音楽鑑賞する余裕も出てきた。最近はもっぱら『フィガロ』をCDと…
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音楽の小宇宙――ヴィンシャーマンのバッハ演奏会

更新しようしようと思いつつ、なかなかまとまった時間をとることができない。必然的に更新は晩になるのだが、やはり晩は早く休みたくなるこの季節。特にここ数日、外気が実に冷たい。起床がなんともつらい冬が本格的にやってきてしまった…(苦笑) こんな中、楽しみは何よりも帰宅してからの酒、そして音楽である。冬場でもビールを欠かすことはないのだが、健…
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本格始動――サヴァリッシュ、クライバーの音楽とともに

 たまにはジャズも聴く。ということでビル・エヴァンズを聴きながらの更新。    大方のところでは昨日(5日)から始動である。  だるさを引きずりつつ電車に乗ったら、市内のJR線・阪急線あたりがやたらと混雑している様子。人身事故である。月曜日に人身事故が多いという話はよく聞くが、昨日は新たな年の始動の日という状況も重なっている。昨年…
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